山口県阿武町で起きた誤送金問題。
一時は世間を騒がせましたが、田口翔被告が釈放されたニュースになっていましたね。
ネットを見ていると、「そもそも誤送金した方が悪い」って論調もありますが、もちろんミスはあっては行けないものの、町の全世帯に振り込みをするとなったら、間違いが起きることは誰でもあることで、そこを責める人は今までの人生でミスをしたことがないのか?って話になってしまうので、一旦置いておきましょう。
田口被告の年齢、職業などを考えたら、通常4630万円というお金が口座にポン!っと入ることなんてないんですよね。
一般のサラリーマンだって、そうそうない話です。
住宅ローンを借りるときに、一瞬だけ自分の口座に大金が入りますけどね(笑)
あくまで数字が印字されて移動しているだけで、実感としてはゼロですよね。
それを使ってしまおう!と考えたのは、その先に何が起こるのかの想像力が働かないというか、若気の至りだったのかな?という気もしますが、何はともあれ町にはほとんどのお金も戻ったようですし、田口被告も今回は落ち着いて反省の言葉を口にしている様子を見ると、時間が経って落ち着いたのかな?という気がします。
一生のうちにこんな誤送金をされる経験なんて、ある意味で宝くじに当たるよりもすごい確率だと思うんですよね。
今回はYoutuberの方の会社で働く目処も立ったようですし、これから先の人生は自分で変えていくことができるので、これからは自分自身の人生を切り開いていって欲しいなぁと思います。
そして山口県阿武町、この事件が起きるまで私は聞いたことがありませんでした(笑)
今回の事件の中で、阿武町については私はむしろプラスの印象を強く持ちました。というのも、誤送信について犯人探しや現場の人間のせいにしなかったこと。これは非常に好感が持てました。
この手の事件や問題が起きると、決まって現場の下の人間のせいにして、その人を首にして問題を収めようとするのを目にしますが、そもそも責任者って誰なのかな?って思ってしまいます。
トップが最高責任者じゃないのかな?と。現場のスタッフに責任を取らせよう、犯人探しをしなかったこと、日本も少し変わってきたのかな?なんて思いました。
阿武町も違う形で、今後はメディアに取り上げられたり、違う印象を上書きできるといいですよね。